カナダの小学校その4ー本読みの大切さ後編ー

さて、本読みがカナダの小学校でどのくらい大切か、というお話でしたが、今回は、年に2回ほど本の出版会社と小学校共同企画の「Read-thon」(読むマラソン?)について。
この期間に300時間、つまり1日30分本を読むキャンペーンです

手順

1 出版会社の本で欲しいなぁ~というものをWEBから検索してタイトルと値段を書き入れる

2 欲しい本の値段を見ながら、Pledge(注)で集める額を大まかに決める
(注)Pledge:この場合は、「300時間本を読みます」と宣言して、親・親戚・知人などのスポンサーから、お金を出してもらうという約束を取り付けること

3 期間中、親と子供は、毎日何分本読みをしたかを記録する。子供の好きなどんな本でもOK

4 読んだ記録書を見せて、スポンサーと約束した金額をスポンサーから集金

5 ネット検索した本を出版会社の人に集金したお金とともに渡す

仕組み

出版社は受け取ったお金の150%分の本を購入できる権利をその子供に与えます
数日間、本の陳列も行い、実際に手にとって買うことも可能
陳列していない本は、注文すると後日受け取れます

つまり、スポンサーから$10集めてこれば、$15分の本を購入する権利が、出版会社から付与されることになります6 クラスの集計をして、その集計に応じ、クラスルームにも金額に応じた額の本が渡される。本の選択はクラスの担任に任される

という仕組み。

だれにとってもいいシステムだなぁ~と感心しました
スポンサーはちょっと大変だけど、おもちゃなどを買って与えるより喜んでお金を出すのではないでしょうか(親も祖父母、周りの大人も)ちなみに、このアクティビティーは強制ではなく、参加しないことも選択肢の中にあるので問題はないでしょうさてこの一例からも

読む、がカナダの小学校の教育の中で重きを占める

「読む」ということは、カナダの小学校の教育方針の中でとても重要なものと据えられていることがわかります

子供のころにカナダに移民してきた方に、こういうことを聞いたことがあります。

移民してきたころ、先生に
「読むことは大切だ。聞くことは日常の中で自然になされている。しかし、読むことは子供のうちに意識的に習慣づけないと身につかない。だから、とにかく読みなさい、どんな簡単な本でもいいから」
と言われ続けました。

確かに、新聞・ネット・本などの重要な情報源はやはり読むことが必要なものばかりです。
その情報を読んで、理解・分析する能力や判断する能力なども読みなれている人であれば培われてるだろうし、活字をそのまま受け取るのではなく、その言葉の裏側をも推測できる能力もまた養われることだろう。

そんなわけで、英語を習得するのに、読むことはとても大事だということ

つまり、英語を習得したいと思ってカナダにきた留学生・ワーホリにもそのまま通じるものがありますね
英語をものにしたい留学生・ワーホリにとって本を読むことが英語習得の第一歩!とうことでしょうか。

さぁ、今日から毎日30分、英語の本や新聞を読んでみますか!

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