カナダ東海岸、約1ヵ月半の旅行を終えて、既に1ヶ月以上
いまだに寝つけない夜などには旅行中のことをよく思い出します
旅で出会ったカナダの子供達
僕が今回、カナダ東海岸旅行で見てきた限りではカナダではほとんどの町に「ちょっとコーヒーを片手に語らう場所」や「気軽に水浴びできる場所」があります
旅行中に僕が多くの時間を過ごした場所はそういう場所でした
モントリオールのジャズフェスティバルを除いては、「CNタワーにのぼりたい!」とか「ナイアガラの滝の水しぶきを浴びたい!」といった明確な目的を持たずに旅を続けていた僕にとっては、観光地より気取らない地元の憩いの場のほうが性に合っていたようです
こういった場所は僕にとって、観光地にいる時に不意に襲ってくる自分はゲストであるという感情からの逃げ場でもあります
そのことに一役も二役も買っているのが「憩いの場」を縦横無尽に駆け回っている子供達でした
大人と接しているときには、彼らがいかに親切でフレンドリーであれども、僕は外国人であり観光客として扱われます
これは僕だけでも日本人だけでもなく、他の国からの旅行者も同じことであり、事実、僕達は外国人観光客なのです
でも、子供達は僕をいつも違う次元からみています
友達や仲間として
素直に正直にありのままに
自由自在
仏教用語でこういう視点の事を「自由自在」と言います
禅では「世界とは?」と問われ「柳は緑、花は紅」と答えます
僕達が徐々に身につけてきた偏見や先入観を持たずに、ありのままに物事を見られる自由な子供達
そんな子供達と触れ合うことがどんな観光資源よりも僕にとってカナダでした
ウィニペグのホステルにいた小さな女の子はコモンルームで一緒になると、満面の笑みで近づいてきてこういいました
「私、日本の歌覚えたの!」
そして、かわいらしい振り付きで「い~と~まきまき…」と歌い始めました
あらためて旅行中のことを思い出していると、僕はこういう笑顔を分けてもらうために旅を続けていたんだなぁと思いました
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