世界のいろんなところ出身の方がいるバンクーバー。
移民としてバンクーバーに滞在している人もいれば、留学やワーホリでバンクーバーにいる人もいる。
そして、旅行でたまたまバンクーバーに今いる人もいる。
日本にいたら、なかなか会えないような国・職種・年齢の人とも気軽に出会ってお話しできるのはバンクーバーならでは。
今日は、この方にお話を聞いてみます。
ミシュラ京子さん
「千里の道も一歩から」といいますが、最近は1歩目で日本を出たら、2歩目で飛行機に飛び乗り、3歩目にはもうバンクーバーって感じですよね
たった3歩で海の外へ出れちゃうなんてすごいですね
さて今回は日本への一時帰国からバンクーバーに帰ってきたばかりで時差ぼけの残るミシュラ京子さんとお話です
ファミリーネームからわかるように、パートナーはインドの方です
16年前にワーホリでカナダに来ていた僕達の大先輩でもあります
その京子さんは三歩の旅についてこう語ります
『昨日、日本の大型スーパーで買い物していたのに、今日はもうバンクーバーにいるなんて不思議な気分』と。
こんなに交通手段が発達する以前は、ゆっくりと景色のグラデュエーションを楽しむ旅が主流だったはず
でも今は観光スポットだけにフォーカスをあてた、瞬間移動のような旅行が主流です
とっても便利になりました。でも何かが抜け落ちている
それがきっと「不思議な気分」なんだと思います
京子さんがそのことに感覚的に気がついたのはインド人のパートナーとの7年の結婚生活が大きく影響しているのではないでしょうか?
京子さんはパートナーと日本で出会い、新婚生活の最初の2年間はインドのボンベイで暮らしています
人との付き合い、特に異文化を持つ人との付き合い、は旅に似ている気がします
急ぐと何か大切なものが抜け落ちてしまうという点で
京子さんは語ります
「7年たって、やっとインドの文化がなんとなくわかり始めてきた」と
かつてはヒンドゥーが牛を神様と拝めていることやカースト制度について理解できなかったそうです
でも今はそれが意外と合理的だったり、実にもっともであったりするんじゃないかと考えるにいたっているそうです
「何千年も伝統として残ってきたものには、それなりの理由がある。」
そういうことを理屈でなく感覚での理解はとても時間がかかって骨が折れることです
そして、終わりのない探索です。京子さんはこれからもゆっくりゆっくり異文化の宝物を求めて歩いていく事だと思います
さてさて、私事ですがモントリオールにいく予定にしています
無計画移住ですが2・3ヶ月モントリオールの空気を吸ってみたいと思います
残念ながら、ジャズフェスティバルに間に合わせるために「3歩の旅行」です
が、僕も京子さんを見習って、ゆっくりとモントリオールを探索していきたいと思います
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