2020年7月に実際にCELPIP(セルピップ)を受験した人に感想を聞いてみました!

Hello everybody!! 皆さん週末はいかがお過ごしでしたか?夏を楽しんでいますか?

今年のバンクーバーは週末に晴れることが少ないように感じていました。土曜日が晴れたら、日曜日は雨という感じでしたが、やっと土日ともに晴れ渡り気温も上昇しました!やはり土日ともに晴れると、気分もよりリフレッシュできて最高ですよね!

さて、今回は実際に先週CELPIP(セルピップ)の試験を受験したというカナダワットのメンバーから話を聞くことができましたのでご紹介したいと思います。

今回、取材を快く引き受けてくれたのは、2年前に入国し、現在バンクーバーの専門学校でMarketing and Communication を学んでいるAiさんです!

ではまず、CELPIPって聞いたことがないけど、なんなの?と思っている人も多いと思いますので、CELPIPについて説明していきたいと思います。

CELPIP(セルピップ)とは?

ブリティッシュコロンビア大学(UBC)にて作られた、カナダ英語の英語検定です。ブリティッシュ英語やオーストラリア英語のように強いアクセントが無く、100%カナダ英語での発音なので、北米の英語に親しんでいる日本人やカナダで生活している人にとっては、比較的聞き取りやすい英語です。

CELPIP(セルピップ)の目的は、「カナダに永住する人、カナダ国籍を取得する人、カナダで英語を学ぶ人の全てに、自分の正確な英語力を知る機会を与えること」です。

CELPIP(セルピップ)テストは次の2種類があります。

  • CELPIP General test (永住権取得に使う言語テスト)
  • CELPIP General LS test (カナダ市民権取得に使う言語テスト)

日本では”英検”とか”TOEIC”が有名な英語の能力検定試験だと思いますが、そのような英語能力検定のカナダバージョンと言っても良いかもしれません。とはいえ、この英語検定の対象者は、カナダに永住する人や、カナダ国籍取得を目指している人となります。

Youtubeに上がっているCELPIPの紹介動画です。

CELPIPの特徴が簡潔に解説されているかと思います。

CELPIPはIELTSなど他の公式テストと同じで、こちらの4分野で構成されています。

  • リーディング
  • リスニング
  • スピーキング
  • ライティング

そして他の英語検定試験と大きく異なるのが全4分野とも完全コンピューターベース。そしてリスニングとリーディングに至っては4つの選択肢から答えを選ぶ選択式です!

試験の内容は、一般生活やビジネスなどの内容が中心です。一般生活のトピックの内容は、カナダに永住した後、実際にカナダ生活で起こりうる日常を基にした想定の問題です。もし現在カナダですでに生活をしている人であれば、カナダの歴史やカナダで生活していると聞いたことがあるような話題が出てくる事が多いため、馴染みあるトピックや場面がでてくるかもしれないですし、普段使っている単語なども多く出てくる可能性があります。

つまり、CELPIP(セルピップ)で高得点が取れるということは、言葉の面でカナダ生活に順応する準備ができているということ、もしくはカナダ市民として公用語である英語を使いこなせる能力を証明することなんです。

では実際に2020年7月にCELPIPの試験を実際に受けたAiさんに色々インタビューをした事をご紹介していきたいと思います。

なぜCELPIPを受験したのですか?

ー現在私自身、カナダへの移民を考えていて、まだまだ道のりは遠いのですが、まずは移民申請に必要な英語力を自分が持っているかどうかを試そうと思い、今回受験してみました。

なるほど。カナダの永住権申請をするには英語の資格証明を出さないといけません。カナダ政府が要求する英語能力のレベルに達していないと、申請しても永住権の取得が困難になってしまうので、早めに行動して現在の自分自身の英語のレベルを確認しておくことも重要ですよね。

CELPIPはどうやって申し込んだのですか?

ー私は、Online で自分で申し込みました。

https://www.celpip.ca

上記サイトからお申し込みが可能です。試験会場や試験開始時間が一覧表になっており、ご自分の都合の良い日、時間帯を選ぶ事が可能です。ただしSold Out になっている事もありますので、一応余裕を持って申し込む事をお勧めします。各テストの受験料なども上記のサイトに記載されています。

今までにIELTSやTOEICなどの他の英語検定試験を受験した経験は?

ーTOEICの試験を2年前に受験しました。当たり前ですが試験の形式が全然違っていて最初は戸惑いました。特に画面に問題が表示されるので、一度回答が済んでしまうと前の問題に戻れないので注意が必要だと思いました。

ではここでCELPIPの試験の形式を見ていきましょう!

CELPIPの試験形式

Listening (47-55分)

6セクションでの構成。基本的に最初に1~3分ほどの音声(またはビデオクリップ)を聞き、その後に質問が出てくるので4択から選ぶというもの。

  • Problem Solving

    日常のやりとり、例えばスーパーマーケットやヘアサロン、道案内等で問題を解決したい側とその対応をする側の会話。約1分~1分半ほどの短い会話を聞き、その後2,3問の質問が出される。それを×3回ほど繰り返す。

  • Daily Conversations

    こちらも日常会話。同僚や夫婦、ご近所同士など登場人物は大抵二人。1分半~2分前後の会話を聞いて質問に回答する。

  • Information

    上記二つよりも少し複雑な内容の2分半前後の音声を聞いた後に質問がいくつかでてくるので回答する。

  • News Articles

    1分半前後のニュースの記事に関する音声。聞き終わった後まとめて質問が出てくるのでプルダウンで選んで回答する。

  • Group Discussions

    ビデオクリップ。大抵3人の男女が会話している様子で2分前後の内容。ビデオが終わるとその後質問がまとめて出てくるのでプルダウンから各回答を選ぶ。

  • Viewpoints

    約3分ほどの少し長めの音声。スピーチや講演のように一人の人が出来事などを淡々と話すという内容。音声が終了後、まとめて質問が出てきてプルダウンで各回答を選ぶ。
    このセクションでは全体の内容を把握しているかどうかが問われる。

Reading: (55-60分)

4セクションで構成されており、こちらもリスニング同様、基本的に4択の中から選ぶ内容となっている。

  • Reading Correspondence

    手紙やEmailの内容に対する質問への回答と、その手紙に対して整合性がとれた内容で返信するというもの。

  • Reading to Apply a Diagram

    新聞広告などに載っている習い事やデイケア施設、ビジネス広告、旅行プラン一覧などの記事があり、それに対する内容について整合性がとれるように文章の内容を完成させるというもの。

  • Reading for Information

    長文のパラグラフがA~Eに分けられており、それぞれが何について書かれているかをマッチングさせる問題。こちらに関しては4択ではなく実質5択(A~Eなので)から選ぶものになる。上記2つに比べて少し難しい内容。

  • Reading for Viewpoints

    突然難しい単語がでてきたりと難易度があがる。長めのリーディングパラグラフに対して、全体像を理解しているかどうかが問われる問題。こちらも4択。

Writing: (53分)

2セクションに分かれており、各項目がそれぞれ26分と27分となっている。
自分自身で出された問題に関してコンピューターで打ち込んでいく。ワードのようにスペルチェック機能や、スペルに自身のない単語を右クリックすると近い候補がでてくるので便利。これに頼り切るのは良くないが、スペルに自信がない人には安心の機能かも。

<Part 1>

※150~200字以内
家族への手紙やビジネスシチュエーション、施設へのクレームや意見、要望等をメールで書くという内容。

<Part 2>

※150~200字以内
Survey(アンケート)への回答。AとBのオプションがあり、どちらが良いかを書くもの。例えば、【あなたの街で開発予定ですがAとBどちらが良いか?(A:スポーツ施設がある公園、B:ショッピングセンター)】など。
どちらを選んでも間違いはなく、書きやすい方を書けば良い。

Speaking: (15-20分)

全部で8セクションあり。各項目、それぞれ30秒~60秒で考える時間を与えられ、60秒~90秒の決められた時間内にマイクに向かって話す。

  • Give Advice
  • Personal Experience
  • Describe a Scene
  • Make a Prediction
  • Compare & Persuade
  • Difficult Situation
  • Give an Opinion
  • An Unusual Situation

対面に面接官がいるわけではなく、そのまま画面に向かって話すだけなので、気楽といえば気楽だが、短時間で自分の考えをまとめてスピーキングを始めないと、時間だけが過ぎてしまい、パニックになり、何を発言したかわからなくなる事や、発言の途中で時間ぎれになってしまう事も。

では引き続きAiさんに試験会場などについて聞いていきたいと思います。

試験会場の雰囲気は?

ー個人ブースというか、個人個人に席が用意されており、そこですべてのテストを受けます。新型コロナウイルスの影響からか、周囲の人との距離は比較的広く取られていました。また自分が受験した教室には、アジア系の人は私を含め2人くらいで、後はサウジアラビア系の人や、メキシコ系、ヨーロッパ系の人が多い印象でした。あとは飲み物などは持ち込めませんでした。

カナダの永住権取得を目指す人たちが受験する試験なので、多国籍ですよね。

試験会場で印象に残っている事などありますか?

ー各テストの制限時間はあるのですが、ペース配分は自分で決められます。周りの人が結構早めにどんどん進んでいく場合もあり、結構プレッシャーを感じることもあります。(苦笑)最後の方では、次つぎにテストを終えた人が退室して行くので、集中しにくいというか平常心を乱される感じです。割り切って常に自分のペースでテストを受けられるようにすることが重要だとおもいました。

なるほど。英語力も試されるし、集中力も試される感じですよね。(笑)常に自分のペースで落ち着いてテスト問題と向き合えば良いという事ですね。

印象に残っている問題などありますか?

ー出題される問題が、日常生活に基づいている印象でした。実際に出題された問題に自分の行きたいレストランにemailで予約を取る文章を書くとか、ルームメイトと暮らしていて、自分の友達がその部屋に泊まりにくるが、そのルームメイトは自分の友達とは仲が良くない。どのようにルームメイトを説得しますか?など、TOEICや他の試験では出てこないような内容もありました。

えぇぇぇぇぇ!面白い!やはりCELPIP(セルピップ)で高得点が取れるということは、言葉の面でカナダ生活に順応する準備ができているということ、もしくはカナダ市民として公用語である英語を使いこなせる能力を証明することなんだなーと実感するような出題ですよね。

CELPIPを実際に受験してみての感想

ーたまにわからない単語とかもあったけど、全体的にはそんなにめちゃくちゃ難しいというわけではない気がします。ただしとにかく時間に追われる印象。周りの人のペースに巻き込まれて、プレッシャーを感じたら、なお不利になるように思いました。あとはPCで受験するので、タイピングの練習をしておくのがより早く回答できるコツかな!とも思います。スピーキングは質問が一度しか流れないので、それをちゃんと聞いておかないと答えられません。集中力が必要だと思いました!

難易度はそれほどだけど、時間に追われる感じなんですね。自分の意見をしっかりと持っているか?その意見をスピーキングやライティングで相手に伝えられるか?という事を試されている要素も大きいので、常日頃から、”なぜそう思うのか?”そして結論に結びつけると言った練習をしておくのも重要なCELPIP対策の一つですね!Ai さんの貴重な体験を聞かせていただきありがとうございました!


さてカナダワットについても少し説明させてくださいね。

カナダワットは既存の留学エージェント、ワーホリエージェントというよりはサポーターという立場です。

カナダワットを利用したメンバーでワーホリからカナダ永住権を取得した人もいます。学生からカナダ永住権を取得した人もいます。メンバーの個人個人の事情や人生経験にあわせ、人生設計のお手伝いをして行くサポーターと言った方がわかりやすいかもしれません。

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