カナダの小学校その3ー本読みの大切さ前編ー

 今日は、Literacyレベル(読み書きレベル、通常こちらではKinder、または1年生あたりを指す)におけるリーディング・ライティングの教育方法の一部をお伝えします

本読みの大切さ

カナダでは、特に小学校の間は、リーディング・ライティングを勉強としてではなく、日課として捕らえているようです

我が家は長女が1年生になった3ヶ月後の年末に引越しをしました
学校を転校するかどうかは、あと3日で冬休みというギリギリの時に決定を下し急きょ転校することに

小学校によって、担任によって授業の進め方は大きく異なります
以前の小学校では、朝一番に15分間、大人(送ってきた親やナニーなど)と一緒に本読みをすることでクラスがスタートしました

新しい転校先の小学校では、登校すると、やることがある(通常は昨日のやり残し)人はそれをし、

その他の人は、絵を書いたり、日記を書いたり、本を読んだりして、何をするかは生徒に任されています
やらされているという感覚がまったくないので、生徒の自主性も育ち、いいやり方だなぁ〜とちょっと感心しました

スプリットクラス? 違う学年が同じクラスに!

カナダではスプリットクラス(学年が異なるミックスクラス)はごく普通
新しい学校では、長女(1年生)も2年生とのスプリットクラスに配属されました
体育や音楽などは一緒ですが、授業内容(英語や算数のテキストや工作)などは、学年ごとに別のカリキュラムで進めているようです
もともと個人レベルに合わせたカリキュラムのことも多いので、スプリットクラスであってもあまり支障はないようです
2年生と一緒ということだからか連絡帳(自分たちで黒板の連絡事項を写す)へ記入する単語も文の長さも、レベルが高く最初はびっくりしました「predicting」

「experimenting」
「deserve」
「postpone」
「visualize」
なんて言葉がバリバリ書き込まれていて、意味わからず写してるんだろうなぁ~っと思っていましたが、子供は順応性が高いんでしょう、今では苦痛なくきれいに書いてきます
私が連絡帳を見る前にほとんど口頭で通達してくれるので、難しいボキャブラリーも、この意味知ってる?!と先生気取りです

きっと学校で、先生が、この意味わかる?!と言った後に説明がなされるんでしょう

この連絡帳、小学生の間は、親と先生とのコミュニケーションブックがわりにもなっているので、忙しくて学校に迎えにいけない親は、この連絡帳を通じて先生とのコミュニケーションをとることになります
迎えに行く親は、口頭で話をします

その他

毎日のルーティンワークとしては、ホームリーディングと呼ばれる本読みの宿題(?)があります
前の小学校では、びっくりするくらいの数をこなしていましたが、新しい小学校では、ひとつの本をじっくりゆっくり読む、という方式のようです
先生によって学校によってかわってくるのがカナダ式!
学年別の指導要綱で色々決められてないから、先生の裁量で内容が変わることになります

新しい小学校では、その子のレベルに合う本を一冊渡され、読んだあと、専用ノートに好きなことを書く+親は別の紙に記録するという作業があります
子供の思うままにまったく自由ということだったので、長女は、日、曜日、本のタイトル、感想か絵を毎日書き込んでいます
感想といっても“It was fun.”程度ですけど

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