ワーキングホリデーでバンクーバーに来る方の多くがアルバイトなどの仕事を経験します。恐らくカナダでのワーホリを考えているあなたもその予定なのではないでしょうか。
ワーキングホリデーでは仕事をしてお金を稼ぐことができるので、一般的な留学よりも費用を抑えることが可能です。
(なお学生ビザでも条件がありますが就労をすることが可能です。詳しくは『カナダ学生ビザのアルバイト徹底解説』をご覧ください)
そこで今回はカナダにワーキングホリデーで来る方に人気があるバンクーバーを例に、仕事でどれぐらい稼げるのかをご紹介します。
なお、以下では金額をカナダドルを記載しています。ざっくりと「1カナダドル=80円」と覚えておくと計算が簡単です。
ブリティッシュコロンビア州の最低時給は10.85ドル
バンクーバーはブリティッシュコロンビア州にあります。
そのブリティッシュコロンビア州での最低時給は10.85ドルです。(2016年11月3日現在)
また、お酒を扱うお店(居酒屋やバーなど)の店員(リカーサーバー)の場合には最低時給が9.60ドルです。
居酒屋の場合には最低時給が低いですが、チップがもらえるためトータルで考えるとそこまで悪い給料というわけではありません。
(チップの金額はお店によって大きく異なり、1時間に3〜10ドルぐらいもらえることが多いです)
それではバンクーバーでガッツリとアルバイトとして働いた場合、月にどれぐらいお給料をもらえるのでしょうか。
週5日7時間働けば1ヶ月で約10万円稼げる
ブリティッシュコロンビア州の最低時給は10.85ドル(または9.60ドル)です。この時給でガッツリと週5日、1日7時間働くと大体月に1,500ドルほど稼ぐことができます。そこから税金など約15%引かれます。つまり手取りは1,200ドルほどです。
日本円にすると月に10万円ほどアルバイトで稼ぐことができます。恐らく日本にいる時とあまり変わらない感覚なのではないでしょうか。
詳しい計算や働き方は「バンクーバーでアルバイトをすると月にいくら稼げるか計算してみた」をご覧ください。
1ヶ月にどれぐらい稼げるのかがわかったところで、本題の1年間でどれぐらい稼げるのかです。
今回は「滞在中ずっと働くタイプ」と「一般的な滞在スケジュールのタイプ」の2種類の滞在スタイルをご紹介します。
バンクーバー滞在中にずっと働くタイプ
カナダのワーキングホリデーではオーストラリアやニュージーランドと異なり就労期間の制限がありません。また同じ雇用主の元で働き続けることもできます。
よって良い職場に巡りあえれば滞在中ずっと仕事を続けることができます。
しかし「ワーキングホリデーではがっつり働きたい」と言っても、カナダに到着後すぐに仕事をできるわけではありません。それはカナダ渡航前の日本にいる時に仕事の内定をもらってはいけないからです。
公式にはワーキングホリデーはあくまでも「ホリデー」がメインの目的です。よって最初から仕事を決めて渡航してしまうと、「仕事をするためにカナダに来た」と解釈されてしまいます。
せっかくビザを取っても入国できないといった最悪の事態を避けるためにも、入国後に仕事探しをするようにしましょう。
そんな理由でカナダに着いてからすぐに仕事を探したとしても、仕事ができるのは11ヶ月ほどです。つまり、カナダに着いてすぐに仕事をスタートし、11ヶ月働いたとしたらワーキングホリデー滞在中に110万円程度稼ぐことができます。
1年の生活費が約110万円ほどなので、カナダ滞在中にかなりの節約をすれば航空券や海外旅行保険のお金を準備さえすれば、1年間を過ごすことができるでしょう。(しかし、そんなギリギリの生活が楽しいかどうかはまた別の話ですが…)
一般的な滞在スケジュールのタイプ
多くのワーホリの方が最初は語学学校(ESL)に通います。それは英語力をアップするためや現地での情報収集のためです。
ワーホリで仕事を見つけるコツは知り合いから紹介してもらうことです。そのためにも語学学校でネットワークを作っておくことをおすすめします。
バンクーバー到着後、3ヶ月ほど語学学校に通うとバンクーバーでの生活にも慣れ、英語力もアップしているはずです。その後に仕事探しをしたとすると、ちゃんとアルバイトを見つけることができるでしょう。(選り好みをしなければですが…)
仕事探しの期間や、日本への帰国前の観光期間などを考慮すると、8ヶ月ほど仕事をするというのが目安ではないでしょうか。
このようなスケジュールで8ヶ月間仕事をすると滞在中に80万円稼ぐことができます。
さらに3ヶ月間、通学していたので学費が約35万円ほど必要です。そのことから滞在中の稼ぎだけで賄うことは難しいと思ってよいでしょう。
まとめ
カナダ・バンクーバーに滞在して仕事をすると月に10万円ほど稼ぐことができます。
この10万円を基準に自分がどれだけ働きたいかを考え計算してみてください。
しかし、海外での仕事探しは日本での仕事探し以上に難しいということを忘れないでください。雇い主にとって、英語力があるだけではわざわざ外国人のあなたを雇う理由にはなりません。
日本で得たスキルや経験などを活かした仕事を見つけられるように頑張ってくださいね。