ワーホリ見習い坊主のカナダで一期一会ー自分がカナディアンであることを主張するー

出会いにもいろいろある

旅行中の出会いは基本的に一期一会だ
カナダでも日本でもバンクーバーでも連絡先を交換することはよくあるが、その後、連絡を取り合うことは意外と少ない
そんな一期一会の中にもいろいろな種類がある

毎晩一緒に遊び歩いたにもかかわらず、時間がたてば素っ気ないくらいに記憶から追いやられてしまうもの
二言、三言しか交わしていないのに心の奥に何かが引っかかったようにいつまでも忘れられないもの

後者は僕にとって数名のカナディアンとの出会いだ
僕の心にいつまでも彼らカナディアンが存在感を示してとどまっている理由は二つある
ひとつは、彼らカナディアンは堂々と自分がカナディアンであることを主張するからだ

カナダでは他民族、多文化であることが既に当たり前になっているからであろうか、マナーに反するからだろうかわからないが、あえて「私はウクライナ系カナディアンです」とか「中国系カナディアンです」と自己紹介する人
には会ったことがなかった

その自信とプライドにあふれた自己紹介は、僕にとって新鮮だった
二つ目は、彼らが例外なく「人生の達人」であり、みんながよき人生について一嘉言(※)もっていたからだ

ウィニペグで出会ったおじいさんカナディアンはこう言う
「正しく食事をとって、正しく眠る。そして正しく呼吸する。そうすれば体が元気になる。体が元気になると心が元気になる。」

カムループスであったおじいさんカナディアンはこう言う
「海を大切にしなさい。私達はみんな海から来たんだ。最近の日本はそのことを忘れてるだろ?昔は違ったのに…」

カナディアンの生き方

こういう言葉は、最近流行のヨガやスローライフといったロハスな生活を連想させる
しかし、彼らカナディアンの口から出てくる言葉は、僕にもっと自然で歴史の裏打ちがあるように感じられる
そして禅問答のように含蓄がある

成熟した多文化社会の中にあるカナダでは、カナディアンの存在はさりげないものなのかも知れない
しかし、その生き方のようなものは、常にカナダのどこかで呼吸しているのではないか
だからこんなさりげない数ヶ月前の一期一会が、僕の中で彩やかに呼吸しているのではないか

※一嘉言=一人の戒めとなるよい言葉

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