カナダ・バンクーバーでも、朝から『あれ?晴れてるのになんか暗いな』と思った人も多いでしょう。
グレート・アメリカン・エクリプス
本日、2017年8月21日(月)は、北米大陸を西から東に横断して見られる皆既日食の当日です。
アメリカでは約50年ぶりで観られる近年稀にみる天体ショーで、グレート・アメリカン・エクリプスと呼ばれています。
皆既日食が始まると、空は暗く、気温が低くなってきます。
普段、肉眼で見ることができない太陽のコロナがおぼろげな光のオーラのように出現します。
今回盛り上がっているのは、アメリカ人の3分の2が皆既日食を観測できる地域まで車で1日の距離で暮らしているので、チャンスを逃すまいと185万~74万人が皆既日食を観測しに出かけると推測されているところです。
今回の日食は、ハワイを含む北太平洋側の東から北大陸のすべて、そのほか、南アメリカ大陸の北部・北大西洋地域の大部分・アフリカ大陸の北大西洋岸・西ヨーロッパの一部とかなりのエリアで見ることができ、世界の広範囲で観測できる日食となります。
北アメリカ大陸の出発観察地点は、西海岸にあるオレゴン州の州都Salem(エルサレムから名前をとったサレムという小さな都市)からです。
そこから、東海岸のサウスカロライナ州まで帯状の地域で皆既日食を観測できます。残念ながら、日本では、8月22日の日の出前の現象になるため、観測ができません。
バンクーバーを含む北米の都市での観測
バンクーバーと同じ西海岸にある北米大陸の観測出発地点サレムでは、朝の9時5分から欠け始め、10時17分〜10時19分の2分間は、100%の日食となり、11時37分には欠けが終わります。
気になるバンクーバーですが、9時10分に欠け始め、10時21分には完全日食ではないが86%程度覆われた日食観測、11時37分に欠けが終わります。
がしかし、今現在は、バンクーバーではほぼ欠けてない状態で、そのまま直射日光を見るのは危険ですよ。
残念ながら、観測帯から少し離れてしまうハワイだと30%程度、アラスカで55%。
しかしながら、メジャー都市である西海岸では、シアトル92%、サンフランシスで80%、ロサンジェルス70%。
東海岸のメジャー都市では、ワシントンDCで85%、ニューヨークで77%、ボストン70%とかなりの人口が今回の皆既日食を観測していることでしょう。
ちなみに、カナダの東海岸の大都市トロントでは、今日の午後から始まり、2時半ごろに76%の観測予定です。
見逃した人、今日の夕方まで北米全土で観測できます、今から飛行機に乗りますか(笑)。
いや、ネットでライブでみれますので、そちらの方がよりクリアに間近で見れること請け合いです!