ワーホリ見習い坊主、カナダ東海岸へ旅に。
モントリオールのおじいちゃんタクシー運転手さん
こんにちはワーホリ見習い坊主のNaoyaです
今、ケベック州の田舎町ペルセでこの記事を書いています
本当はこの時期まだモントリオールでゆっくりしているはずだったのですが、事情が出来てカナダ大陸横断鉄道、VIAレールのキャンレイルパスを利用して旅行中です
僕の旅行の仕方はガイドブックもろくに見ず、まずは1・2日、町中を歩き回ります
(ちなみにモントリオールからケベックに行くバスの中でガイドブックを紛失)
しかも同じところを何回も歩いたりします
そうすると結構地元の人が気にかけて声をかけてくれたりします
僕はこの方法でモントリオールでおじいちゃんのタクシー運転手さんと知り合いました
「○○ってどこか知ってるか?」
とイキナリでかい声で、英語で話しかけられたのが始まりです
「知らない、知らない。昨日来たばかりだし。」と返すと、
「○○はここだよ。この3時間で3、4回も見たから多分迷ってるんだと思って声かけたんだよ。」と
僕も暇だったし、多分この人も暇だと思ったので、結局30分くらいくだらない話をしていました
この運転手がなかなかの曲者で、
「お前どうして日本人なのに中国語がしゃべれないんだ?」
「家には刀が何本あるんだ?」
「ブルース・リーはどのオリンピックでメダルを取ったんだ?」etc etc
本気とも冗談ともつかない質問を投げかけてきます
モントリオール滞在の最終日に再会!
この運転手さんとは僕のモントリオール滞在最終日に再会することになります
45リットルのバカでかいバックパックではありましたが、最後に思い出の多いモントリオールをゆっくり歩きたくて、バスディーポまで30分の道のりを歩こうとしていたとき、一台のタクシーが横付けしました
それがあの運転手だったのです
「お前もう帰るの?」
「うん。ジャズフェスティバル終わったから、バスでケベックに行くよ。」
「じゃあ、俺のタクシー乗ってきな。」
「いやいや、そんなお金ないし。」
「タダにする方法があるぞ。お前がもう一度ここに来るって言うなら、今日はタダだ。」
僕は彼の最後のせりふで彼がいかに自分の町を愛しているのか理解できたし、断るのはきっと失礼なことなのだと思い「Merci」と返してタクシーに乗り込みました
タクシーの中ではこの前とうって変わり、運転手さんはプロの顔でした
最後に思い出の多いモントリオールをゆっくり思い返しながら歩くというのは、次の機会にお預けになりましたが、最後にまたひとつ大きな思い出をいただくことが出来ました
名前は聞いていませんが、僕と彼との間に「縁」があれば、僕が次にモントリオールに行ったときに乗るタクシーは彼のタクシーかもしれません
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