昨日の夕方くらいから小雨だったバンクーバーですが、今日は朝から雨の1日となりました。今週は30度を超えるような暑い日もありましたが、この雨によりグッと秋の気配が濃くなった気がします。気温は日中でも19度と、太陽が出ていないぶん涼しく感じます。まだまだ日本は夏真っ盛りという感じでしょうか？日本の方は水分をしっかりと補給して熱中症にならないように気をつけてくださいね。

今日のブログのテーマは、

2020年8月24日からBC州では公共交通機関利用時にはマスク着用が義務付けられます！

です。日本の方はマスクをする習慣があるので、何をいまさら？と思う方も多いと思いますが、バンクーバーを含むBC州では、来週の月曜日（2020年8月24日）からバスやスカイトレインなど公共交通機関を利用するする際には非医療用マスクまたはフェイスカバー着用を義務化することになりました。詳細は下記の通りとなります。

Face Masks Required Starting August 24

Beginning Monday, August 24, non-medical masks or face coverings will be required when on board transit vehicles. This step is essential to ensuring you, our customers, can have confidence riding transit as British Columbia’s economy continues to reopen and more people commute around the region.

Exemptions for TransLink’s mandatory face covering policy include:

Anyone with an underlying medical condition or disability which inhibits the ability to wear a mask or face covering;
Persons unable to place or remove a mask or face covering without assistance;
Children under 5 years of age;
Transit employees working behind a physical barrier or within areas designated for employees and not for public access;
Police, employees, or first responders in an emergency.

If you or someone under your care is exempt, you may choose to pick up an exemption card from the Compass Customer Service Centres at Stadium–Chinatown and Waterfront stations. If you are not able to visit a Compass Customer Service Centre, please contact us to discuss what options could be available.

Although Transit Police will be able to enforce this rule requiring face coverings on transit, the initial focus of the policy will be on awareness and education. Front line employees may inform or remind customers to wear a face covering when on-board transit vehicles.

ただし、基礎疾患や身体障害のためにマスクやフェイスカバーを着用できない人は、この義務化ルールから免除となります。TransLinkのフェイスカバーポリシーの例外は次のような場合です。

・マスクまたはフェイスカバーを着用するのが困難な基礎疾患または障害を持つ人
・補助無しではマスクまたはフェイスカバーを着脱できない人
・5歳未満の子ども
・フィジカルバリア（例えばアクリル板や仕切り）がある、一般の人が立ち入れない従業員のみがアクセスできるエリアで業務している人
・警察、従業員、または緊急時の第一対応者

また、上記に該当する方は、フェイスカバーの着用が免除されることを記したTransLinkオリジナルのカードをリクエストすることができます。

カードは、スタジアムチャイナタウン駅とウォーターフロント駅のカスタマーサービスセンターで入手できるとあります。このカードを入手できない場合は直接TransLinkに問い合わせしてください。

またTransit Policeは、このポリシーのもと、乗客たちにマスクやフェイスカバーの着用を指示することができるようになりますが、あくまでも最初の目的は、このポリシーの周知徹底です。またFront line employees （バスの運転手やスカイトレインの係員など）は公共交通機関利用時には、マスクやフェイスカバーの着用を乗客に案内する事もあります。

とのことです。

実際バスや電車の中でマスクをしていない人がいるの？

と日本の方は思うかもしれません。答えは”Yes”です。現時点の状況では、例えばバスに１０人の乗客がいたとして、マスクをしている人は多いときで５人、少ない時だと２人といった感じです。バンクーバーを含むBC州の経済活動が再開して、公共交通機関で地域内の通勤、通学する人が増えている状況のなか、あまりにも無防備な人も多く、以前からTranslinkにマスクやフェイスカバーの着用を義務化して欲しいとの要望も多く届いていたようです。

BC州では最近になり新型コロナウイルスの新規感染者数が急増している事もあり8月24日からマスクの着用が義務化されますが、他の都市ですと、トロントは2020年の7月２日より、公共交通機関利用時のマスク義務化がすでに行われています。

またモントリオールを含むケベック州は2020年7月13日以降、バス、地下鉄、フェリー、タクシーなどの公共交通機関においてマスク着用の義務化を決定しました。12歳以上が対象となり、2歳から12歳までの子どもには着用を義務ではなく要請しています。健康上の理由などにより着用が困難な方は免除されます。7月27日以降は駅員やタクシーやバスの運転士などの判断により乗車が拒否されることもあります。