◆とにかく行動する!
留学・ワーホリの第一目的を「部屋の中で思う存分ネットをし、ビデオを見、漫画を読むこと」としている人は、さすがにいないと思いますが、実際の生活がそうなってしまっている人は、意外と少なくないようです。息抜きとしてのネットやビデオなら問題はありませんが、一日の大半をそれに費やすのはどうでしょうか?もし、そういう状態になったら「カナダにいながらすることなのかな?」と自問してみてください。大きなお世話(自分で決めて行動しているわけですから)かもしれませんが、“充実した留学・ワーホリ”を送ってほしいので、あえて書いてみました。
日本にいてもできることより、カナダにいるからこそできること(簡単なことでもかまわない)をやってみてはどうでしょうか。たとえば、
* カフェ巡りをしつつ、地元の人と会話を楽しむ
* 地域のボランティア活動やイベントに参加する
* 自然の中で散策やサイクリングなどをして、自然のエネルギーを吸収する
など。上の例は1人でもできることです。行動すれば、部屋にいるだけでは経験できない「何か」があなたを待っています。さらにおせっかいなことですが、「情報を集めるだけ集め、結局は行動に移さない」という人も実はよく見かけます。これもとてももったいない。
知っていること と やったこと(できること)は100%違います。
知っている : ガイドブック(ネット)にカナダはこんな国と書いてあった
やったこと : 実際にカナダに滞在してこんなステキな(イヤな)ことがあった
知っている : あの学校はダメだよ、友達が言ってたもん
やったこと : 行ってみたら私にはあってたんだ、楽しい学校だった
知っている : ファームステイって簡単にできるって
やったこと : 聞いてたよりかなり大変だったけど、いい体験だった
情報を集めるのは日本でもできます。何のために情報を集めなければならないのかをしっかり考えてほしいと思います。楽しいことは待っていてもやってきません。自分から会いに行くことが大事です。
◆異文化体験
この言葉だけを聞いて、悪いイメージを持つ人は少ないと思います。それよりも何かワクワクする刺激的なことを連想してしまいがちです。でも、果たしてそうでしょうか?心地よいことばかりが待っているのでしょうか?答えは、NO!です。当然、楽しいこともありますが、もしかしたら我慢を強いられることの方が多いかもしれません。例えば、食べ物。海外で驚くほどおいしいものに出会えることもあるでしょうが、やはり自分が慣れ親しんできた故郷の味が結局は一番安心できて、おいしく感じるものだと思います(これは日本人に限らず)。
それと同じで、異文化を体験するということは、自分の習慣や行動パターン以外のことを体験することになるわけですから、基本的には居心地の悪さをどこかには感じることになるでしょう。なかには手放しで「スバラシイ!」と思えるような文化に出会えて感動することもあります。その両方が異文化体験なのです。だから、自分にとって嫌な場面にでくわしたときも、批判して攻撃したり、目や耳をふさいでやり過ごすのではなく、自分なりに消化・吸収して人間的成長の肥やしとしてほしいと思います。
“日本の常識は世界の非常識”という言葉があるくらい、他国と日本の物の考え方や価値観は大きく異なります。ただし、同じ人間です。基本的には自分が嫌だと感じることは相手も同じように感じていることが多いです。迷った時は、その感性で判断してみてください。思い切って相手に聞いてみてもいいかもしれませんね。
なんでも前向きに行動してみる!ということはカナダで生活するうえでとても大切なことの1つです。
これができるかできないかで、カナダでの生活が大きく左右されるといっても過言ではありません。
私たちは今まで何百人というワーキングホリデーや学生の人たちに携わってきました。
帰国前に成功した!カナダにきてよかった!という人は常にポジティブにいろんなことにチャレンジしたり、
トラブルに巻き込まれても柔軟に、ポジティブに対処した人たちです。
あなたもそんな一人になりませんか?