カナダで看護師になるための道のり

Hi!! How are you doing? 皆さんこんにちは!

週末はいかがお過ごしでしたか?

先週末はカナダはロングウィークエンドと呼ばれる3連休となっていました。なぜなら11月11日(金曜日)が今年はRemembrance Dayに当たっていたのです。このRemembrance Dayに関しては先日のブログで詳しく紹介していますので、確認してみてくださいね。

最近目にする赤いポピーの意味は?

さて今日は、

カナダで看護師になるための道のり

をご紹介していきたいと思います。今日は日本での看護師資格をすでにお持ちの方の場合をご紹介したいと思います。日本で看護師経験のある方からよくいただく質問を中心にお答えしていきたいと思います。

日本の看護師資格はカナダで使えますか?

残念ながら、カナダでは日本の看護師資格のままで働くことはできません。ただ日本で看護師だった方は、カナダで看護師になるための条件の一部をクリアしています。カナダの看護師資格を取得するには、資格テストに合格する必要があります。またこの試験を受けるには、看護師になるための条件(一部除く)を満たした上でないと、受験が出来ません。

BC州で正看護師(Registered Nurse:RN)になるための条件は下記のとおりです。州により規定が異なる場合があるので注意してください。

外国人がRNになるための条件

・母国で看護師教育を受けていること
・母国で正看護師の資格があること
・過去5年間で、看護師として1,125時間の就労経験があること
・規定の英語力があること(IELTSまたはCELBANのスコア)
・健康であること
・犯罪歴がないこと
・RN試験(NCLEX)に合格すること

上記の条件はBC州のものです。またBC州で看護師資格をとり、トロントあるいはカルガリーなど都市を移動する場合は、各州の条件にマッチしているかを州の保健機関(レジストリー)に提出し、ライセンスの書き換えをしなければなりません。もし州の規定にあわない場合には、その分を追加で学校に通学するなどして資格を取得する必要があります。

資格テストはどのようなものでしょうか?

RN試験は、看護の仕事ができるかどうかを判定するための試験です。午前と午後 合計6時間に及び、265問前後の問題を解かなければなりません。かなりの長丁場の試験になります。実際に受験した人に話を聞くと、ローカルの生徒さんでも必死で勉強してなんとか乗り切るぐらいの大変な試験ですので、留学生はかなり厳しいハンデがありますが、留学生でも合格した人はかなり多いので、チャレンジして資格を取る価値はあると思います。とのことです!

ただしこの試験対策を独学することは並大抵のことではありません。そこで、RN試験準備コースがある医療専門学校などに通学するのが、カナダでは一般的です。このような学校では、RN試験の対策授業以外にも、CELBAN対策、医療英語の授業も用意されています。

CELBANとは看護師のエリアを中心に問題が作られた試験(実技あり)です。英語を母国語としていない人にはCELBANの受験が必須となっています。

英語力はどの程度必要ですか?

英語が母国語ではない外国人ナースにとって、資格を得るためにもっとも苦労するのが、英語力です。ただ人の命を預かる職業として現場に参加しますので、コミュニケーションに問題があっては看護師になれないですし、英語はできて当たり前の話ですよね。

Language testing can be conducted by and submitted from the following agencies:

IELTS – International English Language Testing System

The lowest acceptable scores are speaking 7, listening 7.5, reading 6.5, writing 7, overall 7 (Academic format).

CELBAN – Canadian English Language Benchmark Assessment for Nurses

The lowest acceptable scores are speaking 8, listening 10, reading 8, writing 7 (Academic format).

上記がRNになるために必要な規定の英語力になります。
RN試験準備コースがある医療専門学校などに通学する場合の入学条件ですが、IELTSで、6あたりは必要となります。もし現時点で英語のスコアがない場合は、一般の語学学校に通学してIELTSのスコアを取るのも一つの方法です。しっかりと英語を鍛えておくことが非常に重要です!
2022年、BC州では看護師や介護士の深刻な不足により外国人看護師の受け入れ基準を緩和する方向になっています。ですのでひょっとすると英語の基準値が下がることも予想されます。
日本人でも英語を鍛えるところから始めて、看護師になった方もいます。
まずは、一般の語学学校、医療系専門学校で、しっかりと基礎を鍛えることをお勧めします。

全ての条件をクリアすると

英語力もつき、専門学校を卒業すると下記のような流れでライセンス取得手続きをすることになります。

ライセンス取得までの流れ 

■必要書類をそろえて、National Nursing Assessment Service(NNAS)に提出
NNASにて看護協会(CRNBC)に提出するレポートを作成する

■看護協会(CRNBC)に申請

NCAS(Nursing Community Assessment Service)アセスメント試験を受ける

■RN試験(NCLEX)を受け、合格する

これが大まかな流れです。

仕事は見つかりやすいですか?

看護師のポジションは応募も多いですが、大都市ではなく、小さな地方都市での募集が多いかと思います。なので、バンクーバー、トロントなど大都市にこだわっていると就職できない可能性もあります。特に母国語が英語でない場合は、試験をパスしていてもカナダ人、カナダ永住権保持者などを優先して採用することが多いため、最初は地方都市で就職してワークをサポートしてもらい、そこから永住権を申請して永住権取得後に大都市に戻ってくるというケースも多いです。

就職に困ると言うことはほとんどないといって良いと思います。

実際にカナダと日本の職場の違いなどはありますか?

一番大きな違いは、勤務時間です。日本では時間外にもしなければならないことが山のようにありますが、カナダでは就業時間がきっちり決まっているので安心です。

またカナダは業務が細分化されているために日本では受け持ちの看護師が朝のケア、投薬、処置などすべてこなさなければなりませんでしたが、カナダではCare AidやLicensed Practical Nurseがそのほとんどを担当します。その分、一見仕事量は少ないように見えますが、ひとつひとつの仕事の責任は非常に大きいです。

また一人のプロとしてみなされますので、先輩に意見は聞くことはできるけれども、決定は自分ですると言った方向性で、みんな仕事をするのでプロ意識が高い人が多いと感じることが多いそうです。

また長期休みも日本では年に1回しか取れないのが普通でしたが、カナダでは年に2回、3週間ほどの休みが取れますし、勤務年数が長くなってくるほど休暇の日数も増えてきます。

まとめ

日本の医療現場も、このコロナ禍でかなり厳しいとも聞いています。かなり大変な思いをしていらっしゃる看護師の方も多くいると思います。

カナダワットでも日本で看護師をされている方で、カナダ留学を検討していましたが、病院の仕事を今は手放すことができないという理由で延期された方もいます。

なかなか思うようにいかなかったり、激務の中、英語の勉強が難しいと言った意見も聞くことがあります。少し状況が落ち着いて、カナダの医療現場で看護師として働きたい!とか、将来はカナダの永住権を目指したい!と言った方は是非チャレンジしてみてください。

英語力で看護師は難しそうだと思われる方は、カナダの介護士の資格を取る方が良いかもしれません。介護士もかなり人材不足で就職に困ることはないですし、また永住権への道も開けています。介護士養成コースのある学校の方にお話を伺うと、介護士コースをとっている日本人の多くは、元ナースで20代後半から40代前半の方が多いとのことでした。女性はもちろん、男性も多く受講されているようですよ。

もちろんバンクーバーは日本人ナースの方も多く働いています。日本人男性のナースの方もいます。チャレンジをして成果を出している人たちはたくさんいますよ!

きっとあなたもその一人になれるはずです!

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さてカナダワットについても少し説明させてくださいね。

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