カルチャーギャップ医療編ーアキレス腱を切った!の巻

ありえない?!いやいや何でもありえるのがカナダです!

バンクーバーでアキレス腱をきったときのスペシャリストに会うまでの長い道のり話です

バンクーバーにあるUBC総合病院のイマージェンシー(緊急)に走りました

長い待ち時間を経て、ようやくドクターに診てもらえまして、第一声が、

「アキレス腱が切れていますね」

という、とっくにわかっている事実だけを確認されまして、奇跡的に?!
翌日の朝一番にスペシャリストのアポを取ってくれました
なぁ〜んだ、カナダもやればできるじゃん!、と思った

いろいろと行き違いがあるカナダだからと、こちらが気をつけるないといけないことがたくさんあるんですよ
間違いがないように紙に、「場所、時間、ドクター名を、念のため書いてほしい」と看護師さんに頼んで、その紙を大切に持って帰ってきました

翌朝、朝一番のアポのため、病院まで早起きして出向きました
指定された病院の指定された場所に

でも、だぁ~れもいません
昨日書いてもらった紙を確認してみましたが、何度見ても間違いありません

15分経過

そのセクションを勝手に徘徊してみましたが、どの部屋もひとっこ1人いません
その後、受付&待合に戻って10分くらい経ったとき、1人の看護師らしき女の人が通りかかります
こちらも命がけです、早く見てもらって何とかしたいですから

「何してるの?あぁ~ドクターCね。オフィスは9時に開くから、それまで待ってて。ん??? アポイントが8時? でも9時まで誰も来ないよ。ドクターなら、ここでいいんだけどねぇ」

と言って、その看護師さんはどこかに消えていきました
あ・・・そうね、自分の仕事じゃないものね
まだ親切な方だからよいとしようと諦めて1時間待つしかないかと思っていたところ・・・

カナダで珍しく、確認!をしてくれたその女性に感激!

少しすると、先ほどの看護師らしき女性が現れて、

「おかしいなぁ~と思って確認してみたのよ。ドクターC、今日は、ここには来ないわよ。ダウンタウンの病院で一日中オペだから。それから、ここのセクションのドクターは、今日はみ~んな来ないの、オペ日だから今日。いったい、誰と今日のアポを取ったの?」

やられたぁ~、やっぱりここはカナダだった・・・

と思いつつ、カナダで自分の仕事でもないことで確認までしてくれたこの看護師女性に感謝し、話した結果、

「とにかく私のボスも、今日は一日中別のところでオペだし、誰もあなたを診る人がいないのよ。これがドクターのセクレタリーの名刺。ここに10時以降に電話して、アポを取り直してね。」

この見知らぬ看護師さんにこれ以上言っても仕方ないし・・・
歩けない足を引きずって、長い道のりを戻り、そのまま帰宅

そして、指定された10時に病院の専用回線電話してみる

・・・が、留守電

ありえない!と言いそうになる口を押さえ、ここはカナダ、あり得るのだ!

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