今日のバンクーバーは曇ってはいますが、雨も降らず、穏やかな1日です。週末は3連休でした。昨日で気温も低めでした。ノースバンクーバーのブラウスマウンテンでは初雪が降りました。今日は曇りながら時折青空も覗き、気温もそれほど下がりませんでした。ただしこの時期は朝晩、そして日によって寒暖の差が激しいので、体調管理にはくれぐれも気をつけてくださいね。
さて、今日のブログのテーマは、Thanksgiving dayにカナダ人は何をするの?です。まずはサンクスギビングって何?という人に説明しますね。
Thanksgiving Day とは??
日本では、Thanksgivingといっても、あまり馴染みがないと思います。日本では、感謝祭と訳されることが多いかと思います。まずThanksgivingの起源をWikipediaで調べてみました。
イギリスからマサチューセッツ州のプリマス植民地に移住したピルグリム・ファーザーズの最初の収穫を記念する行事であると一般的に信じられている。ピルグリムがプリマスに到着した1620年の冬は大変厳しく、大勢の死者を出したが、翌年、近隣に居住していたインディアンのワンパノアグ族からトウモロコシなどの新大陸での作物の栽培知識の教授を得て生き延びられた。1621年の秋は、特に収穫が多かったので、ピルグリムファーザーズはワンパノアグ族を招待して、神の恵みに感謝して共にご馳走をいただいたことが始まりであるとされる。イギリス人の入植者もワンパノアグ族も秋の収穫を祝う伝統を持っていて、この年のこの出来事は特に感謝祭と位置づけられてはいなかった。プリマス植民地で最初に祝われた1623年の感謝祭は食事会というよりもどちらかというと教会で礼拝を行って、神に感謝を捧げる宗教的な意味合いが強かった。ということで、以前はかなり宗教色の濃い行事だったことがわかります。
現在は宗教的な色は随分と薄れてきました。たくさんの親族や友人が集まる大規模な食事会であり、大切な家族行事のひとつと位置づけられているように思います。特に感謝祭前日と感謝祭休日最後となる日曜日は、空港、高速道路、鉄道などの交通機関が1年の中でも有数の大混雑・大渋滞となります。一方、感謝祭当日の空港などは対照的に非常に閑散としており、感謝祭が行楽のための休日ではなく家族や親戚が集うためのものであることを物語っていると思います。
実際にカナダ人はサンクスギビングデーに何をするのか?
この日は日本人の感覚でいうとお盆とお正月のような感じでしょうか?実家が田舎にある人は、田舎に帰省する人も多く、例年国内線は混雑します。またお店も終日休業、もしくは午前中だけの営業、といった感じです。(以前はほとんどのお店が終日休業でしたが、最近は徐々に開いているお店も増えてきました。)
そうなんです。この日は家族や親戚と集まって、お互いの近況報告をしあったり、家族や親戚と美味しい料理を食べる日になっています。ただ2020年(今年)に関しては新型コロナウイルスの影響で様々な制約のある集まりになりそうです。
2020年のサンクスギビングは屋外で??
“Rather than travelling to see friends or hosting a large family dinner, make it small this year and plan to connect virtually instead.”
For those who do plan to host a small gathering with their close contacts, the B.C. Centre for Disease Control recently released some tips for making sure the event is safe.
To begin with, gatherings should be local and amongst people already within a social group. As well, the BCCDC says people should try to celebrate outside if they can, or perhaps have part of the visit outdoors.
Hosts should check in with their guests before the meal, making sure they are feeling well and haven’t had recent contact with someone confirmed to have COVID-19.
Options for physical distancing should be available. For example, visits should be in larger rooms where there is more room for people to sit or stand farther apart.
Hosts should also keep music low so guests don’t need to talk loudly or shout and everyone should wash their hands before they eat. And, guests should respect physical distancing efforts and practice good hand hygiene, the BCCDC says.
BC公衆衛生局は、今年のサンクスギビングは大人数で集まるのではなく、少人数での開催、もしくはバーチャル(Zoomなどを用いた)での開催を奨励しています。また遠方から人を呼ぶのではなく、既に地元にいる人限定で、可能であれば屋外で集まることを奨励しています。
また食事会の主催者は、食事の前にゲストの健康状態(最近身近にコロナウイルスに感染をした人がいないかどうかなど)を確認し、また屋外、屋内にかかわらずお互いに十分な距離を取るように心がけることや、バックミュージックのボリュームを下げ、人々が大声で話さなくても良いように心がけ、また食事前には必ず手洗いを行うように、、、と細かいところにも気を配るように注意喚起しています。
Tips for a safe meal
For those preparing a Thanksgiving dinner, the BCCDC suggests having one person plate meals, rather than having a buffet. Or, if the meal is being served “family style,” health officials suggest people serve themselves with their own, clean cutlery.
“Seat guests as far apart as possible, consider assigning seats based on household or social groups,” the BCCDC’s holiday guide says.
“Discourage people from sharing anything that has been in their mouth, such as drinks.”
Plates, utensils and napkins should be available for shared snacks or appetizers so everyone can have their own servings.
“There is no evidence that COVID-19 is spread from eating food prepared by others,” the BCCDC says.
“However, you should avoid making food for others if you feel sick or are positive for COVID-19 or are self-isolating.”
2020年(今年)のサンクスギビングでは、テーブルの大皿に料理を並べ、それをみんなでシェアするのではなく、最初から個人用のお皿に一人前を盛り付け提供し、また飲み物のシェアも控えるように奨励されています。スナックや前菜などは、お皿やナプキン、取り分け用の器具(フォークや菜箸など)を準備するようにとのことです。
また新型コロナウイルスが食事を作った人から感染するという証拠はありませんが、体調不良の人やコロナウイルスの陽性者、自己隔離中の人が料理をすることは避けるようにとのことです。
Thanksgivingの食事は?
伝統的な正餐のメインディッシュとなるのは、角切りにしたパンを用いた詰め物(「スタッフィング(stuffing)」または「ドレッシング(dressing)」と呼ばれる)をした大きな七面鳥の丸焼きである。そのため、感謝祭の日は「七面鳥の日」(Turkey Day)と口語的に呼ばれることもある。切り分けた七面鳥にグレービーソースとクランベリーソースを添えて供する。ベジタリアン向けには、七面鳥を模し豆腐や麩で作った食品(トーファーキーなど)も市販されています。
副菜には、マッシュポテトとグレービーソース、オレンジ色のサツマイモの料理、さやいんげんのキャセロールなどが一般的である。デザートには、アップルパイやパンプキンパイが供されることが多いです。
上記が”The Thanksgiving dinner” と呼ばれる献立です。七面鳥(ターキー)もしくは大きなハムは必須です。普段はサンドイッチの具材の一つくらいにしか思っていませんが、この日はメインの食材です。ただし量が多いので、ターキーを焼くとその後何日も、スープやサンドイッチの具材として食べ続けることになります。(苦笑)写真を参考にしてみてくださいね。
まとめ
9月後半にカナダでも第二波の到来が宣言されました。感染者の増加勢いは衰えはみせるどこから、逆にますます強くなりつつあります。
カナダ公衆衛生局・各州の政府は、サンクスギビングはカナダにとって大事な祝日ではりますが、各自がリスクを認識し防護対策をするようにと、メディアを通じて、訴えています。
ウイルスを招き入れない、渡さない事を重点に置いて、この特別なディナーをするために以下のようなことが推奨されています。
- 屋外で行うことを奨励、そして屋外でも、ソーシャルディスタンスを守るのは必須
- Zoomやオンラインミーティングアプリを使って、遠隔で行う
- 食べ物、食器等をシェアしない
- 料理を各自が取る形式ではなく、1人前ずつ事前に盛り付け提供する 。
- 手洗い・消毒の徹底
今年は食事会に招く方も、招かれる方もお互いに気をつけあって楽しい時を過ごしましょう!こんな時だからこそ、人々の思いやりや絆を確かめ合えるのんだと思います。そしてカナダ人の感覚だと、秋が深まってきて、Thanksgivingを一緒に家族や親しい友人と過ごし、これからくる寒く長い冬に備えるという気持ちが強いようですね。
もしお友達や、大家さんにThanksgivingのディナーに誘われたら、カナダ的な風習に触れるチャンスなので、積極的に参加してみてくださいね。
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さてカナダワットについても少し説明させてくださいね。
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