ワーキングホリデーの制度を利用してカナダに渡航しようとしている方は必読です。
それはビザの申請タイミングによっては予定していたスケジュールで渡航できない可能性があるからです。特にビザの申請から渡航までのスケジュールをギリギリに予定している方です。
なぜ、ワーホリビザの申請タイミングに注意をしなければいけないのかご説明します。
ビザの発給が渡航までに間に合わない可能性がある
ワーキングホリデーのビザが発給されるまでに通常は数週間かかります。公式には申請から最大で8週間(2ヶ月)と言われています。
しかし、場合によっては8週間を超え、数ヶ月かかってしまうこともあるんです。応募から発給まで3ヶ月以上かかってしまったケースもあるようです。
なぜそんなに時間がかかってしまうのか、その主な理由を2つご紹介します。
1. 招待状の抽選に当選しない
2017年分のワーキングホリデービザは、申請の前段階として抽選に応募しなければいけません。この抽選に当選すると申請するための招待状がもらえます。
つまり、ワーキングホリデービザを申請するためには招待状がなくてはいけません。
この抽選の方法は2016年分も行なわれています。2018年分以降も行なわれる可能性はあるでしょう。
招待状を送付するための抽選はランダムに行なわれています。よってすぐに当選して招待状が来るのか、ずっと選ばれないのかは応募してみないとわかりません。
2. 審査に時間がかかる
抽選に当選し、ビザの申請ができることになりました。書類を準備し、できる限りすぐに申請をしてください。
しかし、書類に不備がなく、あなた自身に何も問題がなくても審査に時間がかかってしまうことがあります。
申請が多く業務が多いのか、いわゆるお役所仕事なのかわかりませんが、じっと耐えるしかありません。
このような理由から自分は悪くなくてもビザの発給までに時間がかかってしまうことがあるんです。
ビザの申請から渡航までがギリギリのスケジュールを組んでいる方は特に注意してください。
最悪の場合、フライトをキャンセルし、学校や滞在先にも連絡をし、渡航を延期しなければいけなくなるかもしれません。
そうならないためにも余裕を持ったスケジュールを立てる必要があります。
そして、ワーホリビザの募集開始直後にビザを申請し渡航しようと計画しているなら、さらに注意が必要です。
募集開始直後にビザ申請&渡航を予定しているなら、その前年分の申請をしたほうが安心
ワーキングホリデーは年度ごとに募集があります。1年のある時期に募集が開始され、人数の上限に達すると募集が締め切られます。
そしてワーキングホリデーの制度はころころ変わります。今までと申請方法が変わったり、スケジュールが変わったりといったことが何度もあります。
もしビザの募集が始まってすぐに申請をしてカナダへの渡航を考えている場合には、ビザの申請がスムーズにいかない可能性も頭に入れておいてください。
自分が申請しようとしている年度では今まで必要なかった書類が必要になるかもしれません。予想していた時期に募集が開始されないかもしれません。
確実に予定通りに渡航するために、余裕を持ってビザの申請を行ってください。
ビザの募集開始直後を狙うのではなく、前年分に申請してみるのも手です。そうすれば申請に関する情報がたくさんあり、手探りでビザ申請をすることはないでしょう。
なお、ワーキングホリデービザは発給から1年以内にカナダへ入国すれば大丈夫です。余程のことがない限り1年以内にはカナダへ渡航するのではないでしょうか。
よって渡航ギリギリにビザを申請するメリットはほとんどありません。早めの準備を心がけてください。
まとめ
カナダのワーキングホリデーの制度は年によって大きく変わることがあります。そのためカナダへの渡航ギリギリにビザの準備をしていると思わぬ変更で「ビザの申請ができない!!」となってしまうかもしれません。
また、カナダのワーキングホリデービザは1年間有効です。早めにビザの発給を受けていてもほとんど問題はありません。
これらのことからワーキングホリデービザの準備は早めにすることが大切です。