語学留学とカレッジ留学は違う!

Goooood afternoooooon everyone!! こんにちはーーーーー!

皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

バンクーバーはすっかり秋になりました。気温も最高気温が20−23度前後の日が続いています。今日も曇りの天気で、朝には少し雨も降りました。週末は山火事の影響を受けて少し煙のような、焦げ臭い匂いもしていましたが、今朝は雨のせいかあまり臭わない気がします。

さて今日はカナダの語学学校(ESL)と専門学校の違いに関して、少し書いていきたいと思います。お問い合わせをいただく際に、語学学校と専門学校の区別がはっきりと、あるいはうまくできていない人がいます。なので一度しっかり整理して理解しておくことをお勧めします。

語学学校とは?

語学学校とは、語学を主に勉強する学校です。留学生を対象としており、英語をはじめ、現地の言葉を学びます。例えばドイツ留学ではドイツ語を学ぶと言った形です。

語学学校での授業は、日本の英会話学校のようなグループレッスンからマンツーマンレッスンまでさまざまありますが、語学学校によって特徴が異なります。例えば、スピーキングで有名な学校とか、IELTSなどのテスト対策がしっかりしている学校、英語の総合力を養う学校など、各々の学校で得意とする分野が違っていたりします。

また生徒の人数が少ない小規模校から、たくさんの生徒を受け入れておりレベルも細かく分かれている大規模校まで、バンクーバーの語学学校は色々な種類の学校があります。

語学学校で学べるコース例

また近年は、語学と平行して専門スキルやIELTS対策に特化した学校・コースも増えました。

例えば、次のような専門分野を勉強できます。

・IELTS、ケンブリッジ英語検定など試験対策
・ビジネス英語
・医療英語

などなど、多くの専門コースがあります。また英語を学びながらカナダでのボランティア活動をしたり、カナダワーホリにきた人用に就職を斡旋してくれるようなプログラムを用意している学校もあります。以下のブログも参考にしてくださいね。

カナダワーホリ:仕事先は日系?

 

カナダ留学+ボランティア!

 

また語学学校は放課後に色々なアクティビティを用意している学校もあります。

・季節ごとにパーティー(ハロウィンパーティーやクリスマスパーティーなど)
・現地観光地へのツアーや映画鑑賞など

こういったアクティビティーを通じ、クラスメイト以外の人とも交流ができ、英語上達のきっかけになったりする場合もあります。

このように語学学校は英語をしっかりと学びながら、アクティビティーを通じカナダの文化的なことも学んだり、留学生同士の友達を作ったりと言った側面もあります。

語学学校の入学条件・必要な英語力

語学学校には、特に厳しい入学条件はありません。必要な書類を用意できれば、入学を許可されることがほとんどです。また英語力ゼロの生徒の受入れも想定されており、入学時に高い英語力を求められることも少ないです。

語学学校によっては入学できる年齢を「18歳以上」と設定していることがありますが、近年は親子留学などの人気によって、未成年でも入学できる学校が増えました。保護者同伴など条件をクリアすれば、18歳以下でも入学は可能です。

ただし語学学校の専門コース(IELTS試験対策コース)や、医療英語コース、ビジネス英語コースなどを履修する場合は、より高度な英語力を求められるために、履修条件として語学学校の中級以上の英語レベルが求められることになります。

カナダの専門学校とは?

カナダの専門学校の多くはキャリアカレッジと言われ、その多くがトロントとバンクーバーの2都市に集中しています。ビジネスコース、ホスピタリティ/観光コース、貿易実務コース、英語教師養成コース等と多岐にわたり、コース受講期間は数週間の短期コースから1~2年間のディプロマ取得コースまで様々あります。

最近人気のコースとしては、貿易実務コースやヘルスケアアシスタント、そして幼児教育のコースになります。試験に合格すると貿易の国際資格であるFITT (Forum for International Trade Training)のサーティフィケートやディプロマを取得できますし、ヘルスケアアシスタントのコースですとワークビザに繋がりやすかったりします。

専門学校の入学条件・必要な英語力

大学やコミュニティカレッジと比較すると、専門学校に入学するための高い英語力は要求されませんが、入学基準に達しない場合には、まずは語学学校にて英語を習得することになります。
カナダの専門学校のコースを受講する場合は、コースにより必要とされる英語力は異なってきますが、基本はIELTSやTOEFLなどのポイントを参考にしていることが多いです。以下に例をあげてみますね。

LANGUAGE PROFICIENCY(例)

For applicants whose first language is English, evidence of one of the following test scores:

  • Provide transcript or proof of completion of Grade 10 English, or
  • College courses determined to be equivalent to completion of Grade 10 English by post-secondary institutions (minimum C grade is acceptable)

For applicants whose first language is not English/ International students, evidence of one of the following test scores:

English Proficiency Test Overall Score Speaking Listening Writing Reading
IELTS ** 6 6 6 5.5 5.5
TOEFL (IBT) ** 76 20 20 18 18

 

専門学校に通学するとバイトも可能!

一定の基準(政府指定の学校のフルタイムコースを6ヵ月以上学び、ディプロマ取得を目指している学生ビザを保有する者)を満たせば現地でアルバイトもできますし、Co-opプログラムというフルタイムインターンシップへの参加も可能になります。専門コースで公的資格を取得した後にインターンシップにて実務経験を積むことはその後の就職にも役立つことになるかもしれません。

語学学校への通学ではアルバイトも認められていませんので、ここは大きな違いということになります。

専門学校の授業について

語学学校は英語を学ぶという学校です。専門学校は英語を学ぶのではなく、英語はできて当たり前の前提で授業が進んでいきます。

先生の経験や知識を基に、教科書に載っていない事や役立つ情報を教えてくれます。日本の授業と違って先生は要点を黒板に書かない場合も多いです。その代わりに講師は何度も口に出して言います。なので、英語力はかなり要求されると思ってください。

また生徒は座ってただ先生の話を聞くだけではなく、グループワークや他の生徒とディスカッションをする機会が多いので、英語でのリスニング・スピーキングのスキルも必要になってきます。

そしてクラスメイトも語学学校の場合は留学生になりますが、専門学校の場合は現地のカナダ人も多く授業に参加していますので、クラスメイトの話す英語のスピードもかなり早くなっていきます。

まとめ

このように語学学校と専門学校には明確な英語レベルの差があります。もしあなたが、語学留学だけではなく、カナダで英語で専門的な知識や技能を身につけたい!というのであれば、専門学校への入学をおすすめします。そのための英語力をつける場所が語学学校ということになりますね。もちろん最初から留学前に英語を勉強して、直接専門学校に入学することも可能です。

ただし日本の授業スタイルとは大きく異なる場合や、スピーキングに慣れていない場合もあるので、スピーキングを鍛えるためにも4週間くらい語学学校に通学することも考慮することもお勧めです。

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