留学やワーキングホリデーでバンクーバーを訪れようとしているあなた。バンクーバーの歴史について知っていますか?
「バンクーバーで英語力をつけたい」「海外で働きたい」と思っていても、息抜きで観光をするのが長い留学・ワーホリ生活を成功させる秘訣のひとつです
バンクーバーの観光地を巡る上で基本的なバンクーバーの歴史を知っていると、より楽しむことができますよ
そこで今回はあなたがこれから訪れるバンクーバーの歴史をちょっとだけご紹介します
10,000年前から1700年代までファースト・ネーションの時代
「ファースト・ネーション(First Nations)」ということばを聞いたことがありますか?日本語では「先住民」、アメリカ英語では「ネイティブ・アメリカン(Native American)」と言われますが、カナダではこのファースト・ネーションという呼び方が一般的です
カナダのファースト・ネーションは氷河が後退し、草木が生い茂るこの地に現在のロシアの方面から渡り、移り住んできました
山や海に囲まれ、自然豊かなバンクーバーで当時のファースト・ネーションが伸び伸びと暮らしていたのは想像に難くありません
しかし1790年代後半に状況が一変します
ヨーロッパからの探検隊が上陸
1791年にスペインのナルバエス船長率いる探検団、1792年イギリスのバンクーバー提督らがカナダ西海岸の探検を開始しました。そうなんです、この「バンクーバー提督」がバンクーバー市の名前の由来なんです
今までファースト・ネーションが暮らしていた土地にヨーロッパの文化が持ち込まれました
特に自然が豊かなバンクーバーは大きく様変わりしました
林業の発展とゴールドラッシュ
もともとバンクーバーは山に囲まれ、森が多くありました。そこに目をつけたヨーロッパ人は林業を営み始めます。ここで製材された木材はヨーロッパやもとより、オーストラリアへと輸出されていきます
なお林業は現在でもバンクーバーの主要産業のひとつです
1850年代になるとバンクーバーにて金鉱が発見されます。バンクーバーにゴールドラッシュが訪れたのです
すると世界中から一攫千金を狙った労働者や商人たちが押し寄せます。これが現在のバンクーバーでも見られる人種の多様性のルーツです
カナダ第三位の都市へ
ヨーロッパ人が移り住み、バンクーバーの経済は大きく発展しました
寒さが厳しいカナダでありながら暖流の影響で過ごしやすい気候、太平洋に面していて世界各国との繋がれるという土地の特性もあり、バンクーバーはどんどん大きくなっていきます
このような背景があり、あなたが知っている今日のバンクーバーができあがりました
まとめ
バンクーバーは世界的にも住みやすい街と言われています。その理由のいくつかを歴史を通して知ることができましたね
バンクーバーにはファースト・ネーションの文化を知ることができる施設がたくさんあります。勉強や仕事の合間に友人と訪れてみてはいかがですか?